主要キャラクター

※見えない部分は想像で補ったり、アレンジもしていますがほぼ本編の模写となります。ご了承ください。

 

私の一番好きなプリンセス・夢野サリーちゃんです。魔法の国アストレアのお姫様ですが、よし子ちゃんのお父さんのピンチを救うために戴冠式の途中で抜け出して人間界に行き、お父さんを助けた後はそれまでの自分の記憶をみんなの中から消して、また人間界で一からみんなとの友情を築き上げていきます。そのため、先延ばしになりっきりの戴冠式のために魔法の国に戻らなくてはならず、再びよし子ちゃんやすみれちゃんたちとの別れを経験しなくてはならないのが辛いところ。魔法の国の世界でもいろんな知り合いや友達がいるのが救いではありますが、サリーちゃんにもっともっと人間界で生活させてあげてほしかったというのが改めて見た際の感想でした。せめて小学校卒業まで…!人間界に再び来た理由の通り、友達想いで行動力のある優しい子です。お姫様という事もあるのか、カブやポロンの面倒を見ているからなのか、結構しっかりしています。

 

子供の頃に見た時と一番印象が変わったのはなんといってもよし子ちゃんでした。お母さんを亡くして自分も悲しいのに、三つ子の弟の面倒や家事を明るくこなしている姿は今見ると結構衝撃というか、もっと甘えてもいいんだよ!と思ってしまったほどでした。サリーちゃんやすみれちゃんは時々よそ行きの服を着てたりするけど、よし子ちゃんだけは普段と変わらない時もよくあって、キュロットに穴が開いたり、すみれちゃんの誕生日プレゼントにノートをプレゼントしたけども、他のすみれちゃんのお友達がラジカセや万年筆を渡したりしているのに引け目を感じたり…プレゼントにラジカセや万年筆の方が珍しいから気にしないでと声をかけたくなりました。それだけにお父さんが買ってきた赤いワンピースとか、時々服が変わってるシーンがあるとよかったねと思ってしまったほど。明るくて頼りになって、友達になりたいキャラです。

 

こちらは病院の院長の娘でお嬢様のすみれちゃん。優等生で成績もとてもいいですが、それ故の悩みも抱えている時もあります。すみれちゃんの通う進学塾がなかなか厳しそうで、成績優秀といえども大変そうです。将来は獣医になりたいと思うシーンも出てきますが、すみれちゃんが過去に犬を飼っていたエピソードとの繋がりがあるのかちょっと気になります。ピアノを弾いたりもしているので結構多彩です。優しくて落ち着いているすみれちゃんですが、時々ですが弱気になって割とすぐ諦めたりしそうになる部分もあったりします。そんな時はサリーちゃんやよし子ちゃんと時には喧嘩したり、そういう部分を指摘してもらったりしている印象です。本当の友達って、そういう事もあるのかもしれないとこの3人の友情を見ていて思ったりしました。サリーちゃんかよし子ちゃんのどちらかが板挟みになって悩んだりしてますが…2代目サリーの友情の描き方はただベタベタしてるだけでない、本音でぶつかり合う事もあるけどちゃんと思いあっている、とても素敵な描き方で3人の友情は永遠であってほしいとつい思ってしまいます。

 

 

2024年4月29日